逃げた話

限界だった 私は、まだ姉のことは信じていたんだと思う その日は姉と少し言い合いになったから特段家に帰りたくなかった まあ、実家暮らしがどうなの?っていうところはあるかもだけど、もう何もかもに疲れてて一人暮らしをしたいと思っていたけど、何もでき…

息がしにくくなった話3

ずっと溜め込んだ 弱音は吐けなくて、人はずっと前から信じることができなかったから頼ろうとも思えなかった。 バレない様にリスカをしてどうにかストレスを発散していた。 でも姉に、寝ているとき服が捲れて跡が見られてしまった。 泣かれてもうやめてって…

息がしにくくなった話2

地獄 高校生。 もともと話すのが苦手だったから必然的に1人になった。 都合のいい時だけ友だち面されて、一番そばにいてほしい時はそばにいてくれない。 まあ、相談なんてできはしなかったけれど。 思春期と重なった、 母親がうざかった、 学校でも家でも心…

息がしにくくなった話1

なんとなく、ずっと生きてはいけないと思っていた 私はずっと家族が嫌いだった。 最初の記憶は怒られて外に放り出されそうになったこと。 なんで怒られたかはもう覚えていないし、十数年前のことだから今とは治安も考え方も違ってた。 もちろん楽しい瞬間も…