息がしにくくなった話2

地獄

高校生。

もともと話すのが苦手だったから必然的に1人になった。

都合のいい時だけ友だち面されて、一番そばにいてほしい時はそばにいてくれない。

まあ、相談なんてできはしなかったけれど。

 

思春期と重なった、

母親がうざかった、

学校でも家でも心休まる時がなかった。

 

ほんの少しでも1人でゆっくりする時間がほしかった。

学校終わりから夕食までのほんの2時間とかだったかな。

 

適当に店を見て帰ろうと思ってた。

母親から帰りが遅いね…と連絡が来ても無視をした。

でも、

帰ったら母親が壊れていた。

 

「太陽の導きが…」「この皿があるから皆おかしいのよ…!」

 

他にも何か言っていたけれど、本当に壊れたなって思って怖かった。

今まで信頼して、一番身近で関わってきた人が話が通じなくなった。

 

私が帰るの遅くなったから?

私の態度が悪かった?

自分を責めた。

 

夜だったから次の日に病院に父と姉が付き添いで行った。

私は連れて行ってもらえなかった。

全員で行っても邪魔だってわかってるけれどね、仲間外れにされた気分だった。

ただでさえ学校行きたくないのに。

 

地獄の日々

母が精神科に入院した。

家事は父がメインで姉もよく手伝ってた。

私だって手伝ったけどそんなに力になれることは少なかった。

不器用だし、父や姉のほうがテキパキできてしまっていた。ああ、また自分を責めてしまう。

 

そんな中で、父から私は1人呼び出さた。

「ママが今大変なのはわかってるよね?」

「お前は全部我慢しろ、」

「もっと頑張って」

…私だって頑張ってるよ?

息できる場所もなくなって死にたくなった

リスカしたし、人がいないところでずっと泣いていた。

 

でも、まだ頑張れっていうんだよね…

私はどこで弱れをはけばいいの?